文系卒でエンジニアへ。
選んだ道に不安はなかった
大学は経営学部卒。なのに、なぜエンジニアになったのか? とよく聞かれます。
進学先を経営学部に選んだ理由は、「就職時につぶしがききそうだから」。学問自体に興味はありましたが、具体的な将来像は明確じゃなかったんです。そんな折にコロナ禍になり、大学はリモート授業で、バイトもろくにできず……時間が余るからやってみようと思ったのが、プログラミングの勉強でした。最初はネットの見よう見まねでやってみて、途中からは「CS50」というハーバード大学が提供している無料の動画授業を参考に勉強をしました。
どんな仕事を選んだとしても、転職やジョブチェンジが当たり前の時代です。だからこそ、「これをつくりました!」と自分の成果を証明できる仕事につきたかった。その答えの一つがエンジニアでした。大学の専門とは違う職種を選ぶ。そこへの心配は特になくて。勉強し続けるのはどの職種でも一緒だし、人より遅く始めたとしても、自分の得意を伸ばしていけば強みはつくれると考えていました。
カオナビを選んだ理由は、業界のトップランナーとして、社会に変化を生み出す会社だと感じたから。でも本音は、最初に内定をもらった会社に行くつもりでした。世の中にはたくさんの会社があるから、まずは飛び込んでみなきゃ分からないと思ったんです。


配属早々の高い壁も
成長できるチャンスと捉える
入社後はフロントエンドエンジニアとして、スキル情報の定義と可視化を行うカオナビの機能「アビリティマネージャー」の開発に携わっています。今使っている開発言語は学生時代に学んだものとは異なりますが、基礎の考え方が共通しているので、その点は学びが生きていると感じます。
そのほか、直近では社内のエンジニアが書いたコードの品質チェックを行う、レビューマスターも担当するようになりました。フロントエンドエンジニアになってまだ数カ月で、先輩方のコードに対してレビューをすることに不安な部分も正直あります。ただ、今の自分を成長させてくれるチャンスだと前向きに捉えています。
というのも、エンジニア配属から間もなくして担当した新卒研修での講師経験が、挑戦の根拠になっていて。当初、経験の少ない自分が講師として話すのは無茶だと思っていました。でも、いざやってみると、想定以上にたくさんの反応があって、得られたものが多かったんです。同じように、今回のレビューマスターの役割も、チャレンジしてこそ得られるものがあるはず。まだまだエンジニアとしての知識も経験も浅いですから、むしろまっさらな気持ちでとことんやってみたいです。


先輩も同期も、
みんなチャレンジしている環境だから
大学生の時に、とある経営者の講義を聞く機会があったんです。そこで印象的だったのが、「若いうちに失敗しても巻き返せる」という言葉。本当にその通りだなと思って。それからは、「まだ自分には早いから」と挑戦をあきらめるのは違うんじゃないかと考えるようになりました。幸いにもカオナビには、挑戦を応援してくれる環境や風土があります。だからこそ、余計に遠慮する必要はないんです。
私だけじゃなく、同期も先輩も、自分の技術や経験を磨くために積極的にチャレンジしている人ばかり。全員が同じ目標を追いかけているわけではありませんが、一緒に頑張っているメンバーがいるのは、モチベーションにつながりますね。環境や風土だけでなく、周囲にも恵まれたなと心から思います。
当面の目標としては、エンジニアの知識や経験をたくさん積むこと。そして、ゆくゆくはフロントエンドエンジニアの立場を超えて、マクロな視点でアイデアを考えられるようになれたらな、とぼんやり思っています。先輩方のように引き出しの多いエンジニアになるのが理想ですね。
※掲載内容は2024年10月時点の情報です。

