実感した「知識を共有すること」の難しさ。
その先でカオナビと出会った
僕のビジネスの原点は、とある企業でのインターンシップにまでさかのぼります。スマートフォン向けのゲームを配信し、広告収入で利益を上げる会社で、僕は企画職。正解のない仕事ながら、日々の業務を通じて「何がユーザーにウケるのか」が見えてくるのが楽しかったです。
その一方で、後輩に対して自分の持っている知識を言語化して伝えるのには苦労しましたね。そんな経験もあって、従業員のスキルや経験値を可視化して、事業戦略に活用する「タレントマネジメント」の分野を知ったときは、強く興味をひかれました。
面接を受け、プロダクト思想だけでなく、社内制度でも個人の成長を大切にしている会社だと感じて入社を決意。最初はフィールドセールス部門への配属でした。お客様との折衝や業界ならではのニーズなど多くのことを学んだ一方で、入社当初からずっと考えていたのは、いつか企画の業務に携わりたいということ。
当時の上司には、「ビジネスの上流から仕組みを考えてみたい」と都度伝えていました。その思いを汲みとってくれたのでしょう。入社から1年半後に、プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)への異動が決定。この異動が、現在にまで至る挑戦のスタートラインに立った瞬間でした。


考えて考えて考え抜くことに
この仕事の醍醐味がある
PMMとは、プロダクトに関連するビジネス戦略の立案や意思決定を担うポジションのこと。簡潔に言えば「機能が売れる仕組みを考える」職種です。異動して1年近く経つ今でも、正解のないアプローチを模索する難しさがあります。
お客様・競合・社会・自社など、さまざまな角度から情報を集め、組み立てた仮説を、自分より経験も知識もある決裁者の方々に説明し、納得してもらう。プロダクトの未来すらも左右する判断が必要なため、プレッシャーを感じることも少なくありません。
日々の仕事は意思決定の連続で、提案が突き返されることだって日常茶飯事。ただ、意思決定をすることは前に進むこと。そう信じて、繰り返し続けるしかない。まるでぶつかり稽古のような日々だと感じます。
ただ、悩むことばかりというわけではなくて。プロジェクトに携わった「人的資本データnavi」では、日本HRチャレンジ大賞の奨励賞を受賞できました。自分が必死になって向き合った成果を、社内のメンバーやお客様に留まらず、社会からも認めてもらえる。これこそPMMの仕事の醍醐味だと実感した出来事です。


アイデアを肯定してくれるから
人もビジネスも育つ
思い返すと、学生時代も入社してからも、自分の仕事の軸にあるのはいつも、新しいアイデアを生み出し続けることへの「興味」でした。今こうしてPMMというやりがいのある仕事に携われているのは、その興味を伝え続けた自分の思いと、それを肯定してくれた上司のおかげだと感じています。
カオナビには、そんな僕のアイデアを面白がってくれる人、もっと言えば“まじめにふざけてくれる人”がたくさんいます。突拍子のない発言でも誰かが面白がってくれて、それを肯定してくれる。だからこそアイデアの芽が育ち、いつしかビジネスとして形になったり、個の成長につながったりしていく。そういった文化がチャレンジの土壌になっているのかな、と。
今後の目標は、もっと幅広く、もっと大きな規模で、既存のプロダクトの枠を超えて、世の中にインパクトを残すこと。そのためには、まだまだすべきこと、学ぶべきことが山積みです。でも、カオナビは挑戦に対して機会をくれる会社ですから、今は周囲を信じて、自分のすべきことに全力で挑もうと思っています。
※掲載内容は2024年10月時点の情報です。

